酷い対応のところもある
税理士変更でよくあること
新規クライアントは、税理士変更によるものか、新規開業によるもののいずれかに分類されますが、税理士変更の場合の新規で割とよくあることがあります。
過去分の帳簿がクライアントに渡されていないケースです。
帳簿、つまり、仕訳帳、総勘定元帳が、税理士事務所からクライアントに渡されておらず、それらの保管義務があることも、クライアントはしらないということです。
最近、新規の相談があったケースも、これに該当しており、今更ながら、関与してもらっていた期間の帳簿の引き渡しを依頼してもらっています。
このようなケースは、過去にも、何件も遭遇しています。
まとめ
保管義務があるものを、何の形でも一切渡しておらず、保管義務があることも知らせていない、というのは、私の価値観では考えられないことで、酷い対応だと思います。
私は、毎年、申告後に、全ての申告について、帳簿をクライアントに渡していますが、当然のことを当然のようにしているだけです。
確かに、依頼が、永久に続き途切れない前提であれば、いつでも出せますし、実際、帳簿を確認するケースの大半が、調査の時で、それ以外は、あまり確認することもないのが帳簿なので、そのようにされているのかと思いますが、私の価値観ではありえないです。