金平先生の日記 会計士の独立編

会計士、税理士の独立情報

比較すると儲からない

 

 

 

税理士事務所は立場上、色々な決算をみれる

 

会計、税務をサービスとする税理士事務所は、当然ながら、立場上、色々なクライアントの決算をみることができます。

 

守秘義務がありますので、当然、クライアントの情報を他人に漏らすことはありませんが、担当者として、自分自身が、内容をしってしまうのは避けようがありません。

 

 

比較するのは自分の決算と

 

税理士事務所が、他の税理士事務所から依頼を受けることはないと思うので、同業他社の決算をみることは、ほぼあり得ません。

 

業種が異なるので比較しても意味がないようですが、いち経営者としての才能は、利益の最大化であって、利益水準で比較することには、一定の意味があると思います。

 

特に、儲かっている決算と自分の決算を比較すると、自分は、ショボいな、また、税理士事務所は、大きく儲からないな、と思うことがあります。

 

私の場合は、臆病、慎重という性格があると自覚しているので、それ故、経営も慎重にしているところはあり、無理に拡大しようとも思っていないので、結果もこじんまりしているところはあると思う一方で、拡大しようと努力されているクライアントの姿勢と比較すると情けなくなることもあります。

 

欲と才能ある会計士、税理士は、もっと上手に経営をしている可能性もありますが、自分の事務所の状況と、内容のいい決算のクライアントとを比較すると、税理士事務所も、覚悟して拡大し、工夫をしないと、なかなか儲からないなと思うのです。

 

しかしながら、一方で、普通に生活できていることには、感謝しなければなりません。

 

 

まとめ

 

どのように利益を拡大していくのかは、人それぞれかと思いますが、私は私なりの、その時々の環境に応じて、柔軟に経営していきたいと思っています。

 

規模の拡大をする場合にも、関わってくれるスタッフには、できる限り十分な見返りを与えられる事務所にしたいと思います。

 

逆にいえば、そのような戦略が明確にならない限り、規模を急拡大することはないと思います。