税務経験が乏しくて独立できない人へ
数日前の出来事
税理士事務所は、個人の所得税の税務に対応している限り、12月から3月までは、正に、繁忙期であり、私も例外ではありません。
そんな中、個人事業のクライアントの申告に関して、今年も、これまでに経験したことがない問題に直面しました。
この忙しい時期に、こんな問題に、なぜ直面する!、と思う一方、クライアントの立場に立てば、金額的には、僅少な問題ではなく、可能な限り、対応してほしいと思うのは、当然だと思います。
もちろん、私は、真摯に取り組み、クライアントと相談し、一定の結論を、クライアントと共に、導き出しました。
まとめ
このように、税務を生業として、ある程度、経過しても、未経験の問題、論点等に、直面することは、毎年のように生じます。
そして、我々、独立して、経営者たる会計士、税理士は、自分の責任において、その論点等に向き合わなければならず、これは、税理士事務所を経営している以上、継続します。
こんな責任のある生活を、苦しいと思うのか、楽しいと思うのか、人それぞれかと思いますが、私は、今となっては、楽しいです。
なぜなら、結論が出るまでの間は、苦悩しますが、結論が出れば、その苦悩が一転、経験となり、成長を感じ、また、クライアントからの信頼にもつながり、結果、やりがいを感じます。
独立というのは、責任を負うことでもあると思います。
責任感が強ければ、どんな問題にも、根気強く向き合い、結論を導き出せるのではないか、私は、そう思います。
私とあなたでは、経験の差が大きいかもしれませんが、互いに、未経験の分野における苦悩というのは、同じだと思います。
責任を負うことを覚悟できれば、余程、専門的な分野以外においては、会計士であれば、乗り越えられる、というのが、私の個人的な意見です。