金平先生の日記 会計士の独立編

会計士、税理士の独立情報

#b0003 賠償責任リスクを低くするために新設法人で実施しておきたいちょっとしたこと

 

前置き

これは、過去に、私が、実際に経験した事例です。

結果的に、あることが理由で、私は、賠償責任を免れることができましたが、それは、結果論です。

ちなみに、そのリスクについては、そのクライアントの関与時に、把握しており、その事業年度におけるある数値の予測については、事前に確認しており、私が思う数値には、明らかに達しない回答だったので、その後、力をいれて確認をしていなかったのですが、ある時、税務署から連絡があり、達しているのではないか、という指摘を受けて、初めて気が付き、頭が真っ白になったことを、今でも記憶しています。

この時は、結果的に大丈夫でしたが、この経験をしてからは、その結果的にそうなっていたことを、リスクがありそうなクライアントには、実施してもらうようにしています。

ただ、よく考えると、そのちょっとしたことを、もし、私が提案していなかったとすれば、これも、賠償責任を負っていた可能性があると考えると、今でも、肝が冷えます。

ちなみに、そのクライアントの規模感は、その当時で、年商3,000万程度、従業員は、10人未満で、7,8人といったところでした。

仮に、賠償責任を負っていた場合の金額は、ざっくりと計算すると、一般課税でも、簡易課税の計算でも、90万前後だったのかと思います。

恐ろしいです。

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