利益を増やすには効率化は必須
税理士事務所の経営実態
税理士業務は、監査業務同様、労働集約型の事業であり、多くの経費は、固定費です。
一部、変動費もありますが、それは、割合は小さく、事務所経営において、損益に重要な影響を及ぼすのは、固定費の管理と、売上の内容です。
経営戦略
税理士事務所に限ったことではありませんが、事務所の経営戦略を大別すると、単価を上げるか、単価を下げて数で稼ぐか、ということになります。
単価を下げるのは、ある意味容易ですが、単価を下げても、利益を確保し、利益を増やすには、戦略性が必要です。
単価を上げたいと思うことも容易ですが、競争もありますので、簡単に上げられるものではなく、単価を上げるためにも、戦略性が必要です。
ただ、いずれに方向性の戦略を選択したとしても、その戦略の中において、利益を増やすために共通して必要なことは、効率化だと思います。
当然、クオリティを確保することが前提ですが、クオリティを確保した上で効率化し、利益を増やすには、工夫が必要だと思います。
効率化は、事務所経営の観点のみならず、クライアント満足度にも影響を与えます。
クライアントは、正確な処理等を求める一方で、できる限り、素早い対応も望みます。
私の事務所へ変更を検討されるクライアントにおいても、変更前の事務所に対して対応が遅いを思われている方は、何件もありました。
まとめ
経験上、効率化という成果は、多忙や失敗の中で生まれるものだとは思いますが、事前に、どのような工夫があるのか、知っているのと知らないのでは、効率化という成果をられるまでの道のりは、違うものだと思います。