独立するかどうかは何を大切にするか
仕事内容そのものは意外と重要ではない
もう独立して何年も経過している私の個人的な感想ですが、今となっては、独立するかどうかの判断基準として、仕事内容そのものは意外と重要ではないと思っています。
税理士事務所として独立する場合を前提に書けば、個人的には、税務の方が、監査よりも楽しいと感じることが今は増えていますが、どう感じるのかは、個人差があるので、やってみないとわかりません。
監査よりも税務の方が楽しいと感じる私でも、時に、税務は嫌だな、監査の方が楽だったかもと感じることもあります。
所詮、税務も監査も、会計を基礎する仕事であって、業務の視点が若干異なりますが、業務内容には共通点が多いです。
人によっては、細かく、より定型的で作業的な税務に、監査よりも苦痛を感じる方もいると思います。
人生は仕事だけじゃない
監査法人を辞めて、税理士事務所として独立すると、失うものもありますが、得るものもあります。
私が監査法人を辞めるかどうかを迷っていたときは、どちらかというと、色々な不安を感じ、失うものへの恐怖の方が強く、そちらの方にフォーカスしていた記憶があります。
幸運にも、今は、税理士事務所として普通に生活ができる状態にあることは、運がよかったと思いますが、そんな普通な状態にいられる今だから思えることかもしれませんが、当時の自分に声をかけられるとすれば、不安や失うものよりも、得るものにフォーカスした方がいいよ、と言いたいです。
人生は仕事だけではありません。
しかし、仕事は、人生の大部分を占めますので重要です。
どんな仕事をしていても、いいこともあれば、悪いこともあります。
仕事内容も大事ですが、いかに、自分の興味のあることを、自分らしく、気分よく、前向きに、自分のコントロールの中でやっていけるのか、これが私個人にとっては大事だと感じています。