独立の大きな不安
税務の知識と経験の不足
これに関する不安大きいでしょう。
税務のミスは、賠償責任問題に発展しますし、その程度が大きかったり、その事案に関するクライアントとの意見の対立が生じれば、そのクライアントを失うばかりか、訴訟にも発展し、訴訟になれば、弁護士費用も必要になります。
そのような経済的リスクのみならず、日々の業務において、クライアントからの質問に、適切に対応できるかという、精神的不安も大きいでしょう。
こればかりは、勉強と経験によってのみ解消されることです。
勉強をする場合には、より実務的なもので、かつ、リスクの大きいものから優先的に学んでいきたいですが、なかなかそのような情報がないのも現実だと思います。
営業の知識と経験の不足
これに関する不安も大きいでしょう。
私も、会計士業界に入り、その後、独立し、主に、税理士業界で収入を得ていますが、独立する前に、営業経験もなければ、監査法人や税理士事務所にスタッフとして在籍していたときも、業務を遂行していただけで、営業に関する活動や戦略を検討したことがありませんでした。
そんな私は、当然、正に、どうやってクライアントを獲得すればいいのか、全くわからなかったです。
例えば、食べ物であれば、味で、明確に差がわかります。
シンプルな内容の保険商品であれば、保障内容がほぼ同じであれば、保険料で、明確に差がわかります。
一方、サービス業に属するのでしょうか、税理士業務というのは、もちろん、報酬の差はわかりやすいですが、報酬だけで、クライアントが決めるサービスでもありません。
どのようにアピールし、依頼を頂くのか、検討しても検討しても、全くわかりませんでした。
まとめ
その他にも不安は色々あると思いますが、私の経験上、上記の2つの大きな不安が緩和できれば、独立への一歩は踏み出せると思います。
今後は、これらに関する情報も発信していきたいと思いますし、そんなサービスも提供するのも面白いかなと思っています。
会計士が税理士として独立する場合の相談相手は、やはり、会計士から税理士として独立した人で、理解ある人の方がいいと思います。