税務実務を恐れても仕方がない
独立を躊躇う理由の一つ
税理士事務所として独立を躊躇う理由の一つとして、代表的なものは、税務実務に対する恐れ、不安があると思います。
その気持ちは、私も同じだったので、非常によくわかります。
しかし、具現化していない漠然としたそのような恐れ、不安を強く抱いても、全く意味がなかったと、私の経験では、そのように思います。
ちなみに、実務に対する恐れというか、不安というか、わからないことというのは、独立後の私であっても、定期的に直面するものでもあります。
税務実務は、監査同様、非常に、広いもので、独立前にすべてを経験できるわけもなく、また、税法もどんどん新しくなるからです。
まとめ
税務実務に過度に恐れる必要は、私はないと思います。
しかし、適度に恐れ、適切にリスクを管理することは大事だと思います。
何事も、実務は、実務の中でしか、効率的に体得することはできません。
実務を効率的に体得することに大事なことは、広範に、勉強することではなく、実務を通じて直面した課題に対処し、経験を積み重ねることです。
経験のないことが連続する過程では、ストレスを感じることもあると思いますが、経験が増えれば、そのようなストレスを感じることは減りますし、リスクに対する対処法も体得できると思います。