監査法人の社員になりたいとは思わなかった
社員にならなければ辛い
監査法人で監査をやり続けている限り、というべきか、監査法人という組織に属し続ける限り、誰もが、できれば、社員になりたいと思って当然だと思います。
私が在籍していた当時であっても、やはり、社員にならなければ、こき使われ続けることが継続することが、容易に想像できる状況でした。
そして、そのような状況は、今後、ますます悪化していくことを、私は予想していました。
もう監査法人を出て、今の実態を知らないので、実態はよくわかりませんが、おそらく、私の予想は、的中している部分もあると思います。
社員になっても辛い
同時に予想していたことは、今後、ますます品質管理に関する社員の責任は重くなることと、同時に、提携外資による影響力強化によって、欧米型のマネジメントが進み、品質管理と背反する、採算目標も厳しくなるのではないか、と予想していました。
仮に、その予想が現実となれば、社員になっても辛いということが想像されます。
既に、その傾向は具現化していますが、当時の時点で、日本の監査市場において、監査単価が、欧米並みまで上昇することを受け入れるクライアントが多くはないと思っていたので、その予想を前提にすれば、品質管理と、採算追求の両立は、かなり難しい目標であって、地方になればなるほど、その可能性が高くなると考えました。
まとめ
社員になっても辛いとなれば、監査法人にいる限り、どこにいても辛いとなれば、社員となり長期間在籍し続ける価値があるとは、私には思えませんでした。
だから、辞めたのだと思います。
監査法人に居続けるとすれば、空気を読まずに、ずっとシニアに留まり続けることが、最適なのかもしれないと思いますが、そもそも、監査にやりがいを感じないことも、監査法人を辞めた理由の一つでもあります。
ちなみに、社員になりたいとは思わなかった、となれるような感じで書いていますが、そもそも、なれるとも思わなかったことも書いておきます。