金平先生の日記 会計士の独立編

会計士、税理士の独立情報

大手は大きく変化

 

 

 

元同僚を会う

先日、協会関連の行事に久々に参加して、監査法人時代の元同僚と数人会うことができ、近況を伺いました。

私が在籍していた大手監査法人も、最近は、更に大きく変化しているようでした。

多くのスタッフが、テレワークで監査をし、チームメンバーやクライアントとの会議は、ウェブ会議システムを利用しているようでした。

一方、クライアントとのやり取りは、少数のメンバーのみが訪問し、必要な資料は現物を確認した上で、データ化する担当者がいるようで、自身の割り振りとの同時並行の作業は、それは大変そうでした。

経営に関しても、詳しくは聞いていませんが、とにかく、標準レートが設定され、十分な採算性が確保できない契約については、値上げを要求し、結果、要求に応じてくれた比較的大きく余裕のあるクライアントのみが残り、その他、小さなクライアントは、どんどん去って行っているようでした。

他の大手が、どのように対応しているのかわかりませんが、大手が足並みをそろえているとすれば、経済界からの評判は、良くはないことが予想されます。

 

 

まとめ

そのような内部事情に嫌気がさしたのか、私が在籍していた頃の元同僚の半分以上は、退職したようで、未だ残っている方は、なんだか寂しそうでした。

大手を去ったクライアントは、当然、中堅以下の監査法人へと流れているようですが、当分の間は、中堅以下の監査法人が、今度、新たに何件も設立されそうな予感がする一方、数年後には、品質管理の観点から、合併再編が繰り返されることも予想されます。

クライアントを増やしている監査法人の人手不足も予想され、いずれ私の地域においても、会計士不足が慢性化しそうな気もしますが、私は、小さな会社法単独の監査以外は、もういいかな、という気分です。

完全に他人事ですが、業界の今後はどうなっていくのか、興味深いです。

結果論ですが、早々に辞めてよかったと感じています。