監査法人の変更が多い
変更の傾向
あるブログで、監査法人の変更をまとめていらっしゃるので、それを確認していました。
変更の件数も多いですが、傾向としては、大規模会社以外のクライアントにおいて、大手から中堅への変更が多いように感じられます。
大半が知らない会社ですが、中には、私が監査法人にいたときに担当していたクライアントも含まれていて、驚きでした。
早速、その会社のIR情報から、監査人の異動に関する公表を確認しましたが、最後に担当していたパートナーは、私の知らない人ばかりで、おそらく東京のパートナーと推測されますが、きっと、あの会社には、合わなかったことと、前期は今の状況に大きな影響を受けている中、杓子定規的な監査をしたことが、変更の理由ではないかと勝手に推測しました。(本当のところはわかりませんけど。)
まとめ
昨今のパートナーの評価は、以前よりも品質に軸足が移っている可能性がありますが、監査法人は、役所ではありませんので、営業的な評価もゼロではないでしょう。
自分がパートナーではなくても、東京から送られてきたパートナーが、地方の文化に合わない監査をやってしまい、クライアントをロストされては、本当にいい迷惑です。
地域の事務所からパートナーがどんどん出ている感じもしません。
監査人の変更も、大手から大手で起きていれば、まだしも、中堅以下に変更になっているのは、大手にいる会計士にしてみれば、いい傾向ではないことは明らかです。
一方、新たに受託する中堅以下の監査法人も、受託するのはいいですが、その人員をどのように確保されるのかについては、疑問を感じますが、中堅以下への転職が増えているのでしょうか。
いずれにしても、今後も、監査の業界は、変化していきそうな気がしています。