非常勤監査に頼り過ぎない
独立直後の非常勤監査
独立直後に、税務の仕事がないために、監査法人の非常勤監査に頼ることは、私は、否定しませんし、一つの手段だと思います。
ただし、半ば、常勤者のように、相当な割合で、非常勤監査で仕事を埋めてしまうことには、否定的です。
理由は、監査ばかりしていると、税務のクライアント増加のペースが鈍るからです。
理想的な割合
様々な意見があると思いますが、私は、理想は、多くても週2日以内に抑えるべきだと思います。
土日が休みだとして、週5勤務だとして、週3日以上、監査に入ると、税務よりも費やす時間が長くなりますが、それもおかしな話です。
非常勤監査の割合が高まると、依頼している方の立場としても、戦力をみなされることも多いので、税務が忙しくなってきたころに、日数を減らしてほしいという依頼も中々受け入れてもらえないことも考えられます。
もちろん、その場合は、その時点で、非常勤監査を止めてしまうのも一つの手段ですが、業界は狭いので、穏便にお別れしたいものです。
まとめ
独立する理由は、人それぞれかと思いますが、それぞれの理由に応じて合理的な判断を行うべきかと思います。
監査法人の常勤を辞めたのに、非常勤で監査ばかりしていては、辞めた意味があるのか、わかりません。
税理士事務所が思ったようにうまくいかなかった時に、監査法人に戻るのは、全く悪い選択ではありませんが、最初から、半常勤者のような状態になるのは、好ましくないと思います。