金平先生の日記 会計士の独立編

会計士、税理士の独立情報

前の事務所は処理していただけ

 

 

あるクライアントでの会話

先日、あるクライアントに決算直前の試算表の説明に行ってきたときに、弊所に変更してからもう何年も経過して時の経過は早いですね、という話をしていました。

その話の中で、思い返せば、弊所に変更して以降、変更前に比べて、極端に業績がよくなって、その状態がずっと継続しているね、幸運を運んできてくれたんだ、等とありがたいお言葉を頂きましたが、私は、その業界に明るいわけでもなく、多少、税務上の助言はしましたが、経営的に大きな助言をしたわけでもなく、クライアントが努力された成果以外の何物でもありません。

そして、それにしても、前の事務所は、ほとんど助言もなく、教えてくれることもすくなく、ただ処理していただけだったね、とおっしゃりました。

 

まとめ

上記の通り、仮に、変更前に私が関与していたとしても、大した経営上の助言はできなかったと思います。

ただ、仮に、その当時、私が関与していたとすれば、おそらく、何らかの簡単な助言はしていたと思います。

変更後も、簡単なことですが、多少は助言しました。

その一言があるか否かで、業績改善するタイミングは、もう少し早くなったのではないかと思います。

経営成績は、単純で、出入りの差額です。

経営者が、会計を理解していないから、わからない、というのは理解できても、専門家がそれを理解した上で、こうした方がいいのでは、と軽く助言することも、中小企業においては意外と大事なことだということは、独立後に気が付いたことでした。