金平先生の日記 会計士の独立編

会計士、税理士の独立情報

税務実務の覚え方

 

 

まずは税法の勉強が大事

 

当然ですが、税務実務を覚えるには、税法の基本を勉強しておくことが大事です。

 

今は、会計士試験において、税法が科目として準備されていますし、修了試験においても、税法が科目として準備されているので、税法を全く知らない会計士というのはいないと思いますが、監査実務であまり使わないと忘れてしまっている部分もあると思います。

 

実務を覚えるにも、税法の基礎的な部分を理解していないと、実務的な書籍を読んでも、イメージできないことが多いと思うので、まずは、税法の勉強を定期的に行うことが大事です。

 

 

実務は実務でしか覚えることができない

 

なんだそれ、といった感じもするかと思いますが、実務は実務でしか覚えることができないと思います。

 

これは、監査業務も同様だったように、税務業務も同様です。

 

監査業務も、会計士試験を通じて、監査論を理解していても、いまいち具体的なイメージがわかない部分もあったと思いますが、実務を経験して、あの基準は、こういうことだったのか、と腑に落ちたことがあったと思います。

 

税務も同様です。

 

税務は、監査のように、監査基準のような、業務の仕方に関するルールというのは存在しませんが、実務は、監査に比べても、細かい部分が多く、何をどこでどのように反映させるのかというのは、一通りの実務を経験しないと文章だけで理解しても、実務として覚えることは難しい部分があると思います。

 

税務も、基本的な書籍とは別に、実務的な書籍もありますが、実務的な書籍を読んだだけでも理解できる部分もあれば、そうではない部分もあると思います。

 

 

税務実務を早く覚えるには早く税務業界に身を置くしなかい

 

税務業界に身を置く方法としては、転職するか、独立する、ことが考えらます。

 

独立すれば、自分で考え、調べ、また、同業者に相談しながらやっていくしかありません。

 

転職した場合には、理解ある事務所であれば、やさしく教えてくれることもあるでしょうが、そうではない場合には、会計士なのにこんなこともわからないのか、といった風に思われることもあると思います。

 

そんな風に思われたとしても、内心、気にする必要はありません。

 

そんな風に思った人たちも、最初は、同じだったに違いありません。

 

ただ、実務を知らないのは、まだ許されますが、基本的な税法について知らないのは、許されないというか、本当に恥をかくだけです。

 

実務を覚えられなくても、実務を覚えるためにも、税法の基本について継続的に学んでおくことはやはり大事だと思います。