独立するなら思考は大事 - 金平先生の日記　会計士の独立編

私もそうだったので気持ちはわかりますが、監査法人からの退職、そして、独立、あるいは、独立に向けた準備としての転職については、どうしてもネガティブになりがちかと思います。

ネガティブになりがちな理由として大きなものとしては、やはり、実務的なことと、クライアントの獲得に関すること、そして、今ある安定を捨てること、ではないかと思います。

ネガティブになればなるほど、独立からは遠ざかりますし、決断までに時間を要します。

独立に関するリスクを冷静に評価、検討することは大事だと思いますが、そのリスクを考えすぎてネガティブになり過ぎると、独立に向けた一歩が踏み出せなくなります。

リスクを評価、検討すると同時に大事なことは、独立に関してポジティブに考えることです。

特に、今、自分が独立したとして、同業他社に対する強みにフォーカスすることは大事だと、私の経験上、思います。

業界は狭いですが、近隣には色々な同業者がいます。

独立当初は、実務的な部分では劣るのは当然だと思いますが、そんな中でも、人によっては、勝る部分があるのも事実だと思います。

ポジティブに考えるためには、やはり、業界の実情について正しい情報を入することと、今の自分を客観的に評価することが大事だと、私の経験上、思います。

ちなみに、私が独立した当時は、それが適切にできていたのかといえば、できていなかった部分が多かったと思います。

そんな中でも、予想していたことが正しかったこともあれば、やはり、正しくなかったこともありました。