独立すると視野が広がる
監査法人時代の自分
今から思えば、監査法人時代の自分は、本当に視野が狭かったと思います。
若くてあらゆる経験が不足であることもその要因ですが、個人的には、特殊な世界で、特殊な狭い人達としか接していなかったことが大きく影響をしていると思います。
監査法人にいれば、同僚は、皆、会計士でインテリ、クライアントは大企業で経理担当者は一流大学出身のエリート、会計の処理の状態はほぼミスがない、会計士はルール通り監査している、クライアントからは気を使われることが多い、等々、普通の会社での仕事ではありません。
この環境しか経験のない、新卒の自称できると思っているインテリの若者の視野が広いわけがありません。
もちろん、その特殊性故に、見ること、体験できたこともあって、そういう意味で、逆に、視野が広がったと考えることもできますが、それが、監査法人以外の一般社会にとって、どれだけ役立つのかといえば、大したことはないと思います。
税理士として独立すると
一点、普通の税理士事務所に転職したり、税理士事務所として独立すると、業務内容の違いもありますが、接する人たちも変化しますから、監査法人しか経験したことがない人にとっては、いい意味でも、悪い意味でも、カルチャーショックが多いと思います。
少なくても私は多かったです。
当時は、悪い部分に焦点が集中していた時期もあって、後悔しそうになったときもありましたが、色々な経験を経て、今では、全く後悔はしておらず、むしろ、現時点では、独立して本当によかったと思っています。(ただし、将来のことは、私にもわかりません。)
まとめ
色々な経験をして、色々な現実を知ることで、視野は広がり、その後の人生においては、物事の見方、捉え方に、変化が生じます。
それを成長しているという風には表現したくありませんが、そのような自分の考え方や価値観の変化を楽しむことは、悪いことではないと私は感じています。
日々、色々な経験であり、それによって自分も変化しることを、年々、実感します。