金平先生の日記 会計士の独立編

会計士、税理士の独立情報

監査法人の大手は大丈夫か?

 

 

 

被監査会社に行った

今は、私は、非常勤を含め、会計士監査は、一切やっていませんが、ある仕事の関係から、監査法人の監査を受けている会社の決算に関する仕事として、ある会社に、先日、行ってきました。

その会社は、監査法人の監査を受けているので、最終的には、監査法人との調整の上、決算を確定せざるを得ないということで、今回の決算や、監査法人とのやり取りに関して、ヒアリングさせて頂きましたが、話を伺っていると、その会社を監査している大手の監査法人の対応について、大丈夫か?と思うことがいくつかありました。

決算に関する内容については、お話するつもりもありませんが、私がそのように感じた理由としては、ある論点に関する監査法人の意見と、あとは、監査報酬に関してでした。

詳細はお話できませんが、その意見は、厳しいというべきか、あまりにも杓子定規的で、また、この環境下で、大きな影響を受けているクライアントに関して、監査報酬についても、値上げ要求されたとか…

会社の方は、事実を冷静にお話してくださいましたが、その言葉の裏には、その対応に、呆れのような感情が感じられました。

 

 

まとめ

一部、上場企業の中にも、大手離れが、顕在化しているようですが、非上場の被監査会社においても、監査法人離れが顕在化しているようで、上記のような声も聞くと、大手の監査法人の昨今の対応には、監査法人を離れた一会計士としても、疑問を感じると同時に、心配になりました。

今回の話を伺って、もうかなり過去のようにも思いますが、今の業界の状況は、リーマンの時の業界の状況に、似ているように感じました。

監査法人も、大手といっても、一サラリーマンとしては、安泰ではないと感じました。

理由は、担当しているクライアントをいつ失ってもおかしくないと感じるからです。

早く辞めてよかったと感じました。