大手監査法人はどう動くのか
減少傾向が強い大手監査法人
最近、監査法人の変更に関することをいくつか書いていますが、グローバル企業以外のクライアントにおいて、大手監査法人から中堅以下への変更が増加傾向であると感じられますが、現役の監査法人の会計士の皆さんは、どのような実感なのでしょうか。
今後の大手の動きは
上記の大手離れという傾向が、今後、一層、強まれば、大手は、経営としてどのように動くのでしょうか。
考えられる選択肢は、より一層の値上げ、現状維持、値下げ、の三択かと思われます。
最悪の選択は、値下げでしょう。
値下げを始めてしまえば、利益が減少し、新規が増加すれば、人件費が増加しますから、悪循環です。
おそらく、値下げという選択はしないと思いますが、リーマンショックの時は、値下げで、クライアントを奪い合っていましたので、そのような誤った選択をされないことを望むばかりです。
まとめ
今後、値下げがされなかったとしても、強気の報酬で、徐々に、クライアントが減少していったときに、余剰する会計士は、転職することになる可能性が高いと思います。
どの業種でも、大きな組織にいて、自分の仕事人生を自分でコントロールできることは、ほぼありませんが、組織や上司の対応によって、自分の人生もどのようにもなるというのは、恐ろしいことですね。
現場レベルで最も恐ろしいことは、ローテーションによって、とんでもなパートナーが自分のチームに回ってくることかと思います。
いずれにしても、どのような結果が、自らに及んだとしても、他の選択肢を選べるように、準備しておくことは大事だと思います。