金平先生の日記 会計士の独立編

会計士、税理士の独立情報

国家資格の捉え方

 

 

 

会計士とは

 

会計士の皆さんはお分かりかと思いますが、会計士とは何かと問われれば、会計士であれば、会計士監査することが国家により認められた人、と回答する方が多いでしょう。

 

その回答は正しいですが、人によっては色々な捉え方があります。

 

会計士に限らず、国家資格は、その資格ごとに、特定の業務を行うことが認められた人、であることは事実ですが、他にも捉え方があります。

 

国家資格とは、その業務に関する事務所を経営することができる人、という捉え方です。

 

会計士であれば、会計士事務所はもちろん、他には、登録さえすれば、税理士事務所や、行政書士事務所としても、経営者になることができます。

 

 

 

経営者になる権利を放棄していいのか

 

独立して経営者になれば誰でもうまくいくとはいいませんが、勤め人として居続けるということは、経営者になることができる権利を放棄しているとも考えられます。

 

以前、私は、税理士事務所の依頼人と世間話をしていたときに、独立を躊躇していた期間が2年くらいあって、勤め人に戻ろうと思った時期もあったというようなことを話したことがありました。

 

これに対して、その方からは、あり得ない、と言われました。

 

その方曰く、そんな信頼性の高い資格をもっていて、独立すれば安定的にある程度稼げる仕事なのに、独立を躊躇するはおろか、出戻って勤め人になろうと思っていたなんて、自分には考えられないと言われました。

 

その当時は、まだまだ駆け出しの頃で、今以上に手探り状態だったので、その言葉の意味がよく理解できていなかったように思いますが、今では、非常に共感できます。

 

若かった、不安もあった、経験不足だった等、色々な要因はありますが、私は、怯えながらも一歩を踏み出し、苦しい時期も耐えながら行動を続け、継続してきたことに、今は満足しています。